サッカー日本代表について その②

 

 

「日本人は自信がない人が多い」ということが特徴です。

 

「自信がない」ということは「自分を信じられない」ということです。

「自分を信じられない」ということは「自分の判断を信じられない」ということです。

「自分の判断を信じられない」ということが「自分の判断よりも他人の判断が正しい」

と思わせてしまうのです。

そして、自分の判断を信じられなくなってしまうのです。

世界にひとつだけしかない判断なのに。

だから、社会的地位の高い人、テレビに出ている人、有名人、

ネットニュースに出ている人の話しを信じてしまいやすい人が多いのです。

 

なぜ「日本人は自信がない人が多いのか?」考えてみます。

多くの親、保育園の先生、学校の先生など、周りの大人たちは

「子どもは何も知らないから、大人が正しいことを教えるべき」だと考えています。

(もちろん、そうでない人もいます)

しかし、子どもたちは必ず独立していきます。

独立とは「自分の判断で生きていくこと」です。

その独立するまでに、1人で生きていけるように自分の判断力を鍛える必要があります。

判断力があるということは「自分の判断を信じられる」ようになるということです。

つまり「自信がある」状態になる必要があるということです。

 

多くの大人たちがそうであるように、

多くの指導者は「短所を見つけてそれを指摘することが指導すること」だと考えています。

(自分がそのように教えてもらっていたから)

しかし、いつも短所を指摘してばかりだと、自分の短所ばかり気にするようになります。

短所ばかり見ているので、長所に気付きません。

短所ばかり見ているので、自信が無くなります。

「サッカー面白くないな。他のスポーツやろう。」と考えるようになります。

 

しかし、短所は自分で見つけて自分で修正するものです。

短所は必ず試合の結果に反映されます。

つまり、試合中に痛い目に遭います。

それを反省して、自分で自分の短所に気付いて修正すれば良いです。

あるいは、それとなく伝える。

 

だから指導者の仕事は、良いところを見つけて褒めて伸ばすことです。

そうすれば「自分はサッカーができる」「サッカー楽しい」と感じて、

「もっと上手くなろう」と練習するのです。

 

プロサッカー選手でも同じです。

日本代表も同じ。

サッカーも個性が大事なんです。

とにかく「長所を見付けて、褒めて、伸ばす」。

すると、自信がつく。

これが大切です。

 

完璧を目指す必要はありません。

子どもの良いところを伸ばせばよいだけです。

 

 

続く