子どもが強くなるには

 

 

生きていると、楽しいこと、嬉しいことが必ずあります。

逆につらいこと、悲しいこと、苦しいことも必ずあります。

この中で重要なことは、「つらいこと、悲しいこと、苦しいことがあった時に

どうすれば乗り越えられるか」ということです。

 

僕は幼児保育のボランティアをしていたのですが、子どもが転んだときに

「わぁ〜ん、わぁ〜ん」と子どもが泣いたときに「痛いね〜」と言って、

すぐに抱っこしていました。

これは「子どもを甘やかすのは良くないんじゃないの〜」と

言われてしまうような対応です。

 

逆に「厳しく育てれば、強い子になる」と思い込んでいるお母さん、お父さんが

いらっしゃるようですが、厳しく育てても子どもは強くなりません。

それどころか逆境に弱い人間になってしまいます。

 

子どもが転んだときには「自分で立ちなさい」というお母さん、お父さんがいますが、

こういう子どもの弱いところを否定するような対応は「お母さんもお父さんも

僕が困ったときには助けてくれないんだ」と思います。

そして「僕は弱いところを見せてはいけないんだ」と思い込みます。

そうなると、困ったことが起こっても親に相談しません。

「どうせ聴いてもらえないから」と考えるからです。

いじめられても相談しません。

学校に行くことが全然面白くなくても相談しません。

何を考えているのか、分かりません。

困ったときには他の人に相談すればイイのに、相談する方法が分かりません。

子どもの頃から、親が自分の話しを聴いてくれていたら、子どもは何でも話します。

そうすれば解決することを知っているから。

 

だから、子どもが泣いていたら子どもの気持ちに寄り添って「痛いね〜」「怖いね〜」

「悲しいね〜」という言葉をかけることをオススメします。

そうすれば「僕は弱いところを人に見せても大丈夫」「僕は大事な人間なんだ」

と思うことができるので、つらいこと、悲しいこと、苦しいことがあって

落ち込んだとしても、「僕は大事な人間だから、大丈夫、大丈夫」と思うことができます。

 

つまり、「子どもの気持ちは全て大事」ということです。

 

同様にお母さん、お父さんの気持ちも大事です。

仕事、家事、子育てで忙しくて、自分の気持ちを置き去りにしてしまいがちです。

しかし、いつでも手抜きして大丈夫です。

疲れたら休んでも問題ありません。

自分にご褒美あげてください。

 

まとめると「自分の気持ち」も「子どもの気持ち」もどちらも大事ということです。

 

今日も読んでくれてありがとうございます。

 

続く