自分の答えは自分で出す

 

 

子育てで1番大事なのは「自分で考えて、自分で決めさせる」ということです。

ところが、何でも自分の答えを教えてしまいがちな大人が結構います。

「子どもは親が正しいことを教えなければ、立派な大人に育たない」

というのは、ただの思い込みです。

 

人間にとって1番大事なことのひとつに「自信がある」ということがあります。

「自信がある」とはどういうことでしょうか?

字面から考えると「自分を信じている」ということです。

 

子どもは産まれてきて、お母さんやお父さん、お姉さんやお兄さん、

おばあちゃんやおじいちゃんと顔を合わせます。

そして、おうちの中でおもちゃや哺乳瓶、机、イス、鏡、冷蔵庫、お皿、

お母さんが作ってくれるごはん、自分が身に付けている衣服などなど、

目に見える全てのものが初めて見るものばかりです。

「コレは何?食べてもイイの?」「動いているけど怖くないの?」

食べたり、見たり、触ったり、匂いを嗅いだり、音を聴いたり、

好奇心いっぱいなので、目に入るものは何でも安全なものか、危険なものか

確認の大冒険です。

こうして、自分が生きていくために安全なものか、危険なものか?

自分に必要なものか、不要なものか?確認します。

 

これらの行動は大人が何も言わなくても、自分なりに考えて行われます。

つまり「自分で判断する力を既にもっている」ということです。

もちろん間違いや誤解もあるのですが。

 

「自分で判断する力」というのは、保育園、小学校、中学校、高校、大学、社会人

という成長の中で、基本的に自分で何でもやるために培っていく必要があります。

だから、両親や先生、周りの大人が自分の答えを教えることは、

なるべく控えた方がイイです。

だって、子どもが生きている間、ずっと付いて回る訳にはいきませんから。

もちろんどうしても教育することが必要なことはありますが。

 

大人たちは、自分の人生経験からだいたい自分なりの答えを出しているから、

「子どもたちに失敗して欲しくない」ために教えているんですが。

「失敗してはいけない」という思い込みがある大人は、

自分の答えを教えてしまいがちです。

 

しかし、子どもには子どもの答えがあって、それを導き出すことが人生の醍醐味なのだから。

 

「自信がある」ということは、日々初めての経験をしながら

自分なりの答えを出すことができると確信しているということです。

だって、失敗してもイイのだから。

失敗しても、またチャレンジすればイイのだから。

真っ直ぐ何の障害もない人生なんて退屈なだけです。

いろいろ悩んだり苦しんだり悔しい思いをしたりすることで、

達成感や喜びが大きくなるし、味のある人生になるというものです。

 

こんなこと言っていますが、私は悩みや苦しみは大嫌いです。笑笑

でも、もしかしたら悩みや苦しみは人生のスパイスになるかも知れません。

 

以上のことから、「自信がある」人間になるためには「自分の答えは自分で出す」

ということが必要だということです。

 

子育てママ、パパの皆さんお互いにがんばりましょう!

 

今日も読んでくれてありがとうございます。

 

続く