「あなたは、趣味がありますか?」
「毎日、楽しいことがありますか?」
と聞かれたときに「趣味がありません、楽しいこともありません」
「何が楽しいのか分かりません」と答える人が結構多いようです。
樺沢さんはTwitter(フォロワー12.7万人)でアンケート調査をしてみました。
「あなたは趣味がありますか?」の質問に、「趣味がある」と答えた人は79.4%。
「趣味がない」と答えた人は20.6%でした。
「楽しいことがありますか?」の質問に、「ほぼ毎日ある」が31.8%、
「ときどきある」が42.5%、「ほとんどない」が25.6%。
つまり、5人に1人が「趣味がない」、4人に1人は「楽しいことがない」
という結果が出ています。
僕の趣味は、サッカー、ジョギング、ストレッチ、読書です。
楽しいことは、趣味の他に、おもしろい企画を考えたとき、美味しいお店を見つけたとき、
新しい発見をしたとき、サッカーの試合を観戦すること、などなどです。
おそらく「趣味がありません、楽しいこともありません」
「何が楽しいのか分かりません」という人は、
子どもの頃から「やりたいことを我慢させられた人」だと思います。
子どもの頃から、やりたいことを我慢させられることがずっと続いたので、
「自分の気持ちが分からなくなった」のです。
僕も自分のやりたいことを我慢させられていたので、
自分のやりたいことに気付き始めたのは、ここ4、5年くらいです。
今は、自分の気持ちに正直に生きているので、生きてることが楽しいです。
「趣味がありません、楽しいこともありません」「何が楽しいのか分かりません」
と考えている人は、「自分の価値観を忘れている」状態です。
だから、それを思い出すためにも、誰にも気を遣わなくていい場所に行ってみてください。
1人カラオケは、おすすめです。(もちろん自宅でも大丈夫)
日記を書いても大丈夫です。
自分の気持ちを大声で叫んでも、誰にも聴かれませんから。
「本当は、旦那のことが大嫌い❗️」「ママ友なんて面倒くさい」「離婚したい」
「仕事辞めたい」「あいつ、ぶっ殺してやる❗️」「本当はあの人のことが好き❤️」
「女装したい」「ドラえもんになりたい」
ネガティヴでもポジティブでも何でもいいので、自分の言いたいことを口に出してみる。
それを自分で聴いてみて「恥ずかしい、こんなことを考えたらダメだ」
と考えることは止めて「そんなこと考えていたんだ、大丈夫、大丈夫、
どんなことを考えても大丈夫」と自分に優しくしてみてください。
これを繰り返していると、少しずつ自分の本当の気持ちが分かりますから。
そして、できるだけ「自分の食べたい物」を食べてください。
自分の見たいものを見て、自分の聴きたい音楽を聴いて、
自分の行きたいところに行ってみる。
生活の中に、自分の気持ちを加えてみる。
これを無理しない範囲で続けてみてください。
自分の楽しいことが分かりますから。
続く